最近、お友達からパースの公共交通機関について聞かれました。普段はもっぱら車生活なので、バスや電車は長い間乗ってなかったのですが、いい機会かなと思ってちょっと調べてみました。
- SmartRiderとは
- SmartRiderの入手方法
- SmartRiderの使い方と注意点
- PmartRiderあれこれ
SmartRiderとは
SmarRiderとは日本でいうところのICOCAやSuicaのようなお金をチャージして利用できるカードのことです。見出しの写真にあるカードがそれ。
短期間滞在するなら、電車・バス・フェリーは現金でも乗り降りが可能ですが、このSmartRiderを使えば現金よりも10%は安くなります。と言うより毎回電車やバスを乗る時に小銭を用意するのが面倒で、先日バスに乗った時はこんな案内がありました。
“Please tender correct fare No change will be given.” つまり「料金はぴったりでお願い。お釣りないからね!」と。私も数年振りに公共交通機関を利用したので正直びっくりしましたが。これの意味するところは現金よりSmartRider使ってね。ってことなんだと理解しました。(びっくりして思わずスマホで写真撮りました(苦笑))
SmartRiderの入手方法
SmartRiderカードはいろいろな場所で購入できます。電話やバスに乗るイメージだと駅の窓口での購入と思いがちですが、Kioskなどでも場所によっては購入できます。購入場所のリストはこちらのリンクから確認していただけますが、旅行者であれば、Perthの空港やPerth駅などの購入が便利だと思います。何箇所か下記に詳細を載せました。
いづれも主要な場所なので、観光でお越しの際は必ず通る場所かもしれません。
観光であれば一度は行ってみるといいPerthの中心地にあるWestern Australia Visitor Centreですが、こちらでは販売していません。
Suburb (市町村名) | Outlet (店名) | Address(住所) |
Perth Airport | Smart Carte | Terminal 1 Perth Airport |
Perth | Elizabeth Quay Transperth Kiosk | Elizabeth Quay |
Perth | TLC Express City Rail | Kiosk 1, Concourse Level Perth Train Station Perth WA 6000 |
Perth | Doogues Lucky Lotteries | 159 Murray St. Perth WA 6000 |
カードの購入費用は$10です。この$10はカードの値段ですので、実際に使えるようにするためにはチャージが必要です。初めてチャージする場合の最低チャージ費用は$10からです。
また下記写真のりチャージマシーンだけでなく、旅行者であればバスやフェリーの乗車時にもお札に限りチャージが可能のようです。お釣りはないようですので、ご注意くださいね。
写真は実際チャージできる機器の様子です。液晶画面が緑色の2つの機器ですが、左側はカードのみ利用可能で、右側はカードとお札の利用が可能のようです。
(PerthのMurray Streetから駅の地下構内のチケット販売機の所で撮った写真です。)
SmartRiderの使い方と注意点
写真のような機械があるので、必ず乗る時、降りる時にタップしましょう。これを”Tag-on” “Tag-off”と言うので覚えておきましょう。
ドライバーさんから”Did you tag off ?”なんて言われる事があるかもしれませんから、何の事?なんてならないように(笑)。
Tag-on & offに成功すると緑のランプが点灯して”ピッ!”と音が鳴ります。失敗しないように気を付けましょう。(私は以前Tag-offに失敗したのに気が付かなくて、区間の最大料金を支払う事になりました。)
Transperthのこちらの動画でTag-on & offの様子が良くわかります。
チャージしたカードの残高確認方法が何通りかあります。旅行者で一時的な利用であれば手っ取り早いのはTag-on & offした時に画面に表示される金額を確認しておくのが一番確実だと思います。もしくはりチャージマシーンで残高を確認することも可能です。
もう1つ、この後紹介するTransperthのアプリがとても便利ですので、それほど英語に抵抗がなければぜひインストールして利用してみてください。
無料 Transperthのアカウントを登録すれば、とても便利に利用できます。登録画面に”Autoload” (口座自動引き落とし)や”SmartParker” (自家用車の事前登録でSmarRiderを駅の駐車場で利用できる仕組み)とか言葉がでてきていますが、気にしなくて問題なしです。
他にはTransperthのインフォメーションセンターで問い合わせるなどありますが、上記の方法がいいのではないでしょうか。
その携帯アプリですが、残高を確認するのにも便利ですが、それ以上にバスに乗ったり、決まった行き先に行ったりするのに使うのにとても便利にできています。GPSを利用して自分の近くにいるバスの居場所をほぼリアルタイムで把握する事も可能です。あと何分で到着ですという表示もされますので、ぜひ利用してみてください。
SmartRiderあれこれ
私が過去にSmartRiderを利用してきた際に疑問に思った事がありました。こんな使い方や、こんな時どうする?など、気がついた事を書いてみました。
- DayRider (一日乗り放題料金)
要するに1日乗り放題チケットということです。この記事を書いている時点では現金でもSmartRiderでも$10.30のようです。頻繁に交通機関を利用する訳じゃないけど、今日は1日たっぷり観光で電車やバスを利用する方はいいかもしれません。 - First Sunday Free
これはSmartRiderの利用者に限りますが、毎月第一日曜日は無料乗り放題というサービスです。 - Student Fare
いわゆる学生料金の事ですが、この適応は西オーストラリア州の学生である事が前提のようですので、他州や海外からの旅行者には当てはまらないようです。 - 時間制限について
4ゾーンまでは2時間、5ゾーンからそれ以上は3時間という移動に関連した時間制限があります。たとえば、2ゾーン内の移動で往復する場合、帰りの乗車する時間が2時間以内であれば、行きに購入したチケットを利用して帰りも乗車する事ができます。ですので再度チケットを買う必要はありません。
違う考えだと、2ゾーンから1ゾーンへ移動して2ゾーンへ戻る移動を2時間以内にできれば再度チケットを買う必要がないということです。パース北側の2ゾーンからパース街中へ来て、今度は南側の2ゾーン内の何処かに行く場合はこの考え方が適応できます。 - SmartRiderの残高が足りない!
乗車時にTag-onした際、エラーが出て残金が不十分となった場合はチャージし直して乗車する必要があります。これについて特記することはありませんが、降車時にTag-offした際、残金よりも大きな料金であった場合はどうなるかというと、残高がマイナスとして記録されます。次回乗車時は最低でも2セクション区間分の料金がリチャージされるまでSmartRiderを利用する事はできません。 - 「Tag offし忘れた!」どうなる?
Tag-offし忘れたということは、何処まで、いつまで乗ってたか分からないという状態になっているという事です。よって次回Tag-onした際にその区間の最大料金が引き落とされるという事になります。その金額はバス・電車・フェリーとそれぞれ違います。この記事を書いている時点では電車は最大2ゾーン料金。フェリーはBarrack St.とMends St.。バスはその路線によっても違うので注意してください。
最後になりますが、パースの公共交通機関では時々ですがチケットの確認をする係の方が見回りに来ます。声を掛けられたら紙のチケットでもSmartRiderでもきっちり提示できるようにしておきましょう。無賃乗車やコンセッション(学割や年齢による割引対象)で間違い等指摘された場合は問答無用で高額な罰金を支払うことになりますので注意してくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!