先日、オーストラリアから日本の実家用に新しいGoogle Nest Camを購入して設置し、その後私のスマホで見守りを開始した、というお話です。
海を超えて遠く離れたというだけでなく、日本国内でも離れて暮らしている両親や高齢の方を見守りたい、そこでGoogleのカメラを設置しようと思っている方の参考になれば幸いです。
設定の前準備
Google Nest Cam (以降”カメラ”)はあらかじめAmazon JPで購入して送付先住所を日本の実家にして両親へ届けておきました。
私の両親は普段からiPadとiPhoneを利用しています。今回は私のMacと両親のiPhoneでFaceTime接続。iPhoneはスマホ用三脚に取り付けしてもらい背面カメラに切り替えてもらいます。
そのiPhoneの背面カメラでiPadの画面を映してもらい、私のMacの画面で見れるようにしてもらいます。
やろうとしていることは、私(Mac)と両親(iPhone)でFaceTimeで話をしながら、私は両親のiPhoneを通してiPadの画面を見て指示をするので、操作してもらうということです。
Googleのアカウントが必要ですので、お持ちでない方はあらかじめGoogleのアカウントを取得し、Google Play ストアから “Google Home“のアプリをダウンロードしてインストールしておいてください。
今回のケースですと最終的に私がスマホで映像を見たいので、私のスマホに。そして設定をしてもらう両親のiPadにインストールが必要です。
(私も両親も普段からGメールを使っているのでアカウントは既にある状態でした)
実際の設定の流れ
Google Nest Camについて
海外に住んでなくても高齢の親が実家で暮らしているなど、最近よく聞く話だと思います。実は私はプラネックス・コミュニケーションズというメーカーの「スマカメ」を10年近く利用していました。本体購入・設置後は追加費用なしでオーストラリアから日本の実家を見守りすることができていたのですが、昨今のインフレの影響か、遠隔からの無料サービスを終了することになったようです。商品や使い勝手にはとても満足していたのでとても残念だったのですが、以前からGoogle Nest Camがとてもいいと聞いていたのでこれを機会に思い切って買い替えてみました。
Google Nest Camは評判どおりの製品でした。画面内に動く人や車や動物の検知はとても優秀です。画面内でも自分が選択した範囲内だけで検知するなど細かな設定が可能です。
私からはカメラ映像を見て両親が映っていると、スマホのアプリ経由でカメラ越しに声掛けできます!これはホント便利です!いきなり何処からか声を掛けられた母はビックリしてましたが(笑)。相手が喋ればカメラにマイクがあるのでこちらと普通に会話ができます。
また3時間までならGoogleが無料で動画を記録し保存してくれます。私の場合は「両親が今日も何かゴソゴソやってるな?」くらい確認できれば十分ですのでこれで事足りています。
サブスクでは30日間や60日間の保存が可能なようです。今Googleのサイトを見てみると下記のようになっていました。
3時間では短い!とか長期で家を空けたりするケースなど、使い方によっては検討の余地はあると思います。
設定に苦労したこと
実は設定の過程をさらっと書いていますが、私はGoogleの2段階承認プロセスを有効にしていたため、はじめは設定できなかったのでした。両親のiPadでAppをインストールして私のアカウントを追加するタイミングでそのプロセスが動作するはずが、オーストラリアに住む私のところに通知がこないのです・・・。いろいろ試してみましたがその時はどうにもできなくて、1時間くらい格闘した後、力尽きて一旦設定を諦めました。
後日クールダウンして冷静になり「そもそも、2段階承認してなかったらいいんじゃない?」という所に気が付き、次の週末に再チャレンジしたという。昨今、2段階承認が一般化しているのでこの点に気をつければ上手く遠隔からでも設定が可能です。(カメラの設置完了後はまた元の設定に戻すのをお忘れなく。)
そして遠隔設定で何が一番大変だったか。それは高齢の両親に操作してもらう事です。我が家は母の方がまだスマホやタブレットを使い慣れているのですが、それでも一苦労です。感覚的には普段からスマホ等を使い慣れている世代であれば30分もあれば設定完了すると思いますが、今回は1時間ほど要しました。(Appleのデバイスから物理ホームボタンがなくなってから母はだいぶと操作がやりにくいようです。)
今回購入したのは有線タイプのカメラです。室内利用が目的でしたので常時電源をONにしっぱなして電源確保しています。バッテリー内蔵タイプでWiFi接続できる完全ワイヤレスタイプもありますが、バッテリーが切れるたびに両親に設置場所から取りはずして充電をお願いし、また設置しなおしてアングル確認するのは非現実的なので有線タイプ一択でした。このあたり、ご購入前には十分検討される事をおすすめします。
今回も読んでいただきましてありがとうございました。
今回は遠隔見守りカメラの設定として実際に私が使ったGoogle Nest Camとその設定について、試行錯誤した内容を元に書いてみました。もしかしたら他にいい設定方法があるかもしれません。何か気がついたことなどあればコメントいただけると嬉しいです。
世間には見守りカメラが沢山ありますが、Googleのアカウントがあればとても使いやすい優秀なカメラだと思います。また今後進展があればブログでお伝えしていきたいとおもいます
久しぶりの読書感想です。
Amazon Japanで文庫版を購入してオーストラリアへ送付。久しぶりに紙で読書しました
この本は意思がもたらす行動について心理学や神経科学をもとに書かれた本で、そのパターンを理解することで自己コントロールをして人生を変えようという本です。
読み終わった感想は、評判どおりとても有益な本でした!
全10章でどの章も読みごたえがありますが、第5章「脳が大きなウソをつく」が面白かったので、ちょっとその部分について書いてみます。
それはドーパミンの話です。
我が家は小学校に通う子供が2人います。この年になると毎日タブレットでゲームやYouTubeの動画に時間を費やしています。オーストラリアの生活あるあるなのか現代特有なのか、学校から帰ってきて近所の友達と外で暗くなるまで遊ぶなんてことはありません。親が何も言わないと何時間もやりっぱなしです。
でもこれって実は子供だけの問題じゃないと思いませんか? お子様を持つ親かどうかは関係なく、気が付けば大人も1日に何時間もスマホを触ったり、寝る前にSNSを見まくったりして睡眠に影響を及ぼしてたりしません?
ドーパミンとは脳の神経伝達物質のひとつで、脳の中でも原始的なモチベーションのシステムで、行動と消費を促進するために発達したものだったのだそうです。
「どういうこと?」
幸せを予感させるように行動を起こさせることなんだそうです。つまり欲望に満ちた行動に駆り立てるということです。ですがその行動が幸せをもたらすという保証はないと。
ここ数年、神経科学者の間では「ドーパミンで頭の中がいっぱいになり、欲望に駆り立てられた状態ではほとんど興奮状態になっている。」ということが知られているようです。
そういった興奮状態がスマホやタブレットでSNSなどを永遠と見てしまう現象でもあるようです。
何時間も時間を費やした後に虚しくなるのはドーパミンに支配され、そして結果なにも残ってなかった。。。みたいな。そんな経験ありますよね?
人はドーパミンが大量に放出されると、欲しくなった物を何が何でも手に入れなければ気がすまなくなります。ドーパミンの働きで注意力はすべてそこへ向けられ、それを手に入れること、あるいは繰り返し行うことしか考えられなくなってしまうのです。
だたこのドーパミンも太古の昔は人類が生存する上で必要だった訳です。幸せを予感させる行動を取ることで、狩猟行動を行ったり繁殖動向を行うような行動に仕向けられていたと。
でも現代社会においてドーパミンで頭の中がいっぱいになったまま行動してると、いくらでも食べ過ぎるはゲームやSNSにはハマってしまうわと、とんでもないことになってしまうのです。
ここを読んでなるほどぉ~!そうだったのか!って。
そして視点を変えてみると、現代のテクノロジーや企業などはこのドーパミンの作用を逆手に取って、お客様を誘導するという戦略だとか。「え~っ!騙されてた感じ!?もしかして?」ってこと。すごくないですか?
しかも視覚だけでなく嗅覚によっても引き起こされるらしく、それこそ甘い匂いのする方向に引き寄せられ・・・なんてこともあるんだそうです。詳しくは本書を手に取って読んでみてください。とても面白い内容になっています。
ここだけでもドーパミンの役割をしっかりと認識していれば、自分が欲望に駆り立てられて何かをほしいと感じる気持ちに不安やストレスを感じているなら、そこで踏みとどまることができるかもしれませんよね。
私は寝る前にYouTube動画を見る癖があって、気がつけば寝る時間をとっくにオーバーしてて、朝起きるのがしんどい。なんて経験を何度も繰り返していました。この本を読んで自分を俯瞰することが少しでもできるようになって、動画を次々を探し始めたら「ダメダメ・・・寝よう」という事を今、少しづつですがやり始めています。
半年前くらいからマインドフルネスにチャレンジしていて、いつも始める時に呼吸を整えるのですが、この本の第2章「意志力の本能」というところで呼吸の話がでてきます。
1分間に呼吸の回数を4回から6回くらいにすると脳をストレス状態から自制心を発揮できる状態に切り替えるとあります。
スマホを置いて寝ようとしてもすぐには寝付けないのですが、鼻から大きく息を吸って、6秒~8秒くらい止めます。それからゆっくり口から息を吐く。
これを数回ベットの中で繰り返すと、あら不思議!?気がついたら・・・というより気が付かないうちに寝落ちしてます
なかなか寝れないという方はやってみてください。
ドーパミンの働きは報酬を追い求めることで、その報酬が期待外れだったとしてもやめることはしないようです。
他には「食べ過ぎで後悔」なんてのも同様で、誰でも経験があるのではないでしょうか。食べ過ぎで後悔するのですが、その時は目の前にある美味しそうなケーキをついつい食べてしまう。あるあるですよね。これもドーパンミンの働きにより脳が支配されていたのかもしれません。
本書にはここ数年の研究で証明された事項など、詳しいことが書かれてあるので興味のある方、またドーパミンの罠についつい引っかかってしまってる。なんて方はぜひ手に取って読んでみてはいかがでしょうか? ものすごい有益な1冊です!
自分が行動した結果、後悔を繰り返しているなら、欲望によるストレスだと認識してドーパミンの罠に引っかからないように冷静になってみましょう。
そして欲望じたいは悪い物ではなく、その欲望によってもたらされるものが自分にプラスであればいい訳です。とは言うもののなかなかそこを見極めるのって難しいですよね。私もまだ本書を読み返したりしている所です。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。
私の住んでいるオーストラリアは自然が沢山あって、自宅の周りを散歩するだけでも雨上がりなんかはユーカリの匂いに包まれたりと、とても恵まれた環境にいます。時々自分の状況をふり返り、自宅にこもったりテレビやスマホに明け暮れるのではなく、外にでて頭も心もリラックスさせようと、そんな気持ちになりました。
実はこの記事、書き始めてから完成するまで何日か要してたのですが、毎日連続して書き続けてる訳でもなく・・・。そうしてる間にYouTubeで「ドーパミン・デトックス」という動画を見ました。(これも普段からスマホで見たり検索してる行動からおすすめにUPされてきたのだな)
Niklas ChristlというYouTuberの動画で
「DOPAMINE DETOX | How To Take Back Control Over Your Life」
というタイトルです。日本語字幕で見ることもできると思いますので、ぜひ参考にしてみください。
7日間のドーパミン・デトックス、これは相当ハードル高そう。でもやってみたい気もしますね。
2025年現在、オーストラリア国内は住宅の価格が異常と思えるくらい上昇してきています。今から家を買える人たちなんて、うらやましいです。私達はコロナ以前に土地購入、そこに家を建てましたので、タイミング的はラッキーだったといえるかも。オーストラリアでの住宅購入については、どんな感じだったか聞かれることがあるので、私達の経験を振り返り、オーストラリアで家を購入するにあたって実際に行動を移す前の段階から考えた事などを記事にしてみようと思います。
住宅ローンや主な費用に関しての詳細は世間で沢山情報が出ていますし、当時とはだいぶ状況も違っていると思いますので、あまり含めないようにしますが、これから検討されている方は参考程度に読んでいただけると嬉しいです。
1. なぜオーストラリアで家を買おうと思ったのか。
結論から言うと、子供が成長して小学校に入学してくる年齢に近づいてきたので・・・
となった訳です。これが一番はじめのきっかけでした。
オーストラリアで家を借りる場合、日本と違って借り手の立場はとても弱いという現実があります。オーストラリアで実際に賃貸に住んだことがある方はご存知かもしれませんが、突然家主の都合で出ていってほしいと言われる事は普通にあります。
借り主への事前通知日数は州により若干違いがあるようで、細かい事はここでは割愛しますが、30日~60日と思っていただいていいかと思います。
実際に私の友達は「家を売ることにしたから、5~6週間後には退去してくださいね」と言われていました。その時まだ子供が3歳だったのでそれほど大きな問題ではなかったのですが、これが小学校にでも通うお子さんがいたら色々と面倒なことになるのは想像がつくと思います。
そんな通知をオーナーから受け取ると、すぐに移り住む場所を決めないといけないし、退去までの間にHopme Openといって、その物件を購入したい人たちが昼間に見に来たりするので、大変です。部屋が散らかってようがお構いなしです(笑)。
オーストラリアは土地・住宅を購入するとその後は長期的にみて価値が上昇すると考えられます。資産価値が上昇するということ。人口も増加傾向にあり、国もまだまだ発展しそうなので、その傾向が強いと考えられます。賃貸だとリフォームしたいとか、ペットを飼いたいといった自由度もないし、契約終了で退去なんてことも言われかねないので、持ち家かなという考えもあります。
2つ目の治安についてです。この投稿を読んでいただいて、ある程度オーストラリアに住んだことのある方なら分かっていただけると思いますが、郊外の住宅地エリアでもちょっと場所が違っただけで随分治安レベルが違います。道路1本隔ててあっちはいいのに、こっちは良くないとか普通にあります。私達が賃貸で住んでいた場所はあまり子どもを育てるには適さないと感じていたので、子どもが小学校に入学するまでには最悪、賃貸でもいいから引っ越すつもりでした。
2. モーゲージ・ブローカーに聞いてみた。
ブローカーを選ぶ
夫婦であ~でもない、こ~でもないと話をしててもそこから何も前進しないので、次にするのはとにかくモーゲージ・ブローカーに相談してみるところからです。
ブローカーと聞くと「怪しい」なんて思いませんか? 私は無知でブローカーって何をするんだろう。お客さんからお金を抜き取る怪しい職業?なんてイメージでしたが。
オーストラリアで初めて住宅を購入するならモーゲージブローカーという方に相談することをおすすめします。何をしてもらえるかというと、沢山ある金融機関から購入者の置かれている状況を考慮して最適なローンプランを選んでくれる(最適な貸し手を選択してくれる)ということです。
自分で各金融機関に相談するなんてほぼ不可能だと思います。ブローカーを通して交渉してもらうと時間の短縮になり、複雑な書類の準備をほとんど代行してもらえ、自分たちで記入する必要がある箇所など、わかりやすく説明してもらえ、書類の提出がスムーズに進みます。
ブローカーにについて深堀ってみると、人によっては特定の金融機関しかオプションがなかったり(もちろんそういうことは表面上は分かりません)、ひどいブローカーは借り手の収入や資産を偽って金融機関へ書類提出をするような悪徳業者もいたようですが、ほとんどの場合は大丈夫だと思います。
私達は友達の紹介で2人、ネットで調べた方1人、それに加えて普段メインで取引している銀行の窓口にコンタクトを取ってみました。
結果、まずはお友達から紹介していただいた2人のうち1人は返信と対応が遅くて諦めました。
ネットで調べた某大手ブローカー会社の方は自宅にまで来てくれて初回のヒヤリングを行ってくれたのですが、どういう訳か、私達の様子やおおよそ検討している住宅規模と額を聞いてかなりがっかりした様子で「後日、資料や追加書類等のお知らせ詳細を送るよ」と言って帰ったまま、何の連絡も来なくなりました。そんなブローカーはこちらからフォローしてまで依頼しようと思いませんでしたので諦めました。ものすごく忙しいとはじめに言っていたので、割に合わない顧客は扱わないようにしているのだろうと思いました。もちろんサービスする側にも選ぶ権利はあると思いますし、そんな人ならこれからのお付き合いがやりにくいですから、結果的にはお互いのためにならないので、依頼しなくてよかったのだと思います。
オーストラリア4大銀行の1つ、そこのローン業務担当者もこちらが希望した時間、夕方遅くから訪問してくれ、丁寧にこれからの業務を説明していただきました。さすがメジャーバンクなので雑な感じはしませんでしたし、人としても信頼できるような感じでしたが、当たり前ですが自分の銀行の条件でローンを組む方向で進みます。後日適応されるであろう利率を聞いて諦めました。ネットで調べると明らかに他にも選択肢があると分かったのと、この後説明するもう1人のブローカーがとても良かったからです。
銀行のブローカーさん、とてもいい人でした。後から考えると初めて住宅を購入しローンを計画している私達に「まぁ、他のブローカーさんにも聞いてみたら?」という雰囲気をかもし出してましたね。私達の質問にも耳を傾け、何か隠す様子もなく色々丁寧に話をすることができました。あんな人なら銀行じゃなくて、独立してブローカーになればいいのにと思ったのでした。
そして最後の1人。友達から紹介をしてもらったブローカー。自宅訪問はなく、日時を決めてオフィスへ出向くというスタイルです。初回のインタビューで十分なくらい時間を取っていただき、先方からは丁寧な説明。こちらからの初歩的な質問に対しても丁寧に答えてもらえるという姿勢で、結局この方にお願いすることにしました。後で分かったのですが、この方は西オーストラリア州で何度かブローカー・オブ・ザ・イヤーを受賞している凄腕ブローカーだったのです。でも会った感じはまったくそんな雰囲気はなくて、気さくなおじさんって印象だったのです。
それに加えて事務所の人たちのチームワークも良く、夜遅くでも土曜日でも日曜日でも丁寧な返事がかえってきました。正直「仕事しすぎちゃう?」と思ったくらいでした。
必ず複数のブローカーにコンタクを取り、相対比較したり、自分たちと相性のいい方を選ぶことをお勧めします。特にはじめて住宅を購入する方は初歩的な質問も多いと思いますが、そういった質問にも丁寧に答えてもらえるブローカーがお勧めです。
ちなみにブローカーは自分の住む近所の方である必要はありません。質の良いブローカーであれば他州の人でもまったく問題はないとおもいます。
ネットで調べると優秀なブローカーが業界で公表されているのを見ることもできます。もし近所に事務所があったりするようであれば、一度コンタクトしてみるといいと思います。
・丁寧なせつめい。
・メールでのやり取りのレスポンスがいい。
・留守でもチームがすぐに対応してくれる。
・契約後も定期的なフォローをしてくれる。
上記満たしていれば間違いないと思います。
ブローカーはこれから長い道のりを一緒に歩んでいくパートナーです。これに失敗すると後で時間とお金を追加で要する可能性もあります。慎重に検討することをおすすめします。
ブローカーと何を話す?
端的にいうと、これからお金を借りたい訳ですから、お金を借りることができるのか?から始まり、借りれるならいくら銀行から借りられる?と言う話です。
ブローカーとのコンサルティングで、どれくらの物件を購入したいという流れから入るのもありだと思いますが、ブローカーは借り手の財務状況を丁寧に調べるところから始まります。これは何をするかというと、借り手の普段の収入や毎月どれくらい生活費が掛かっているか、現在キャッシュや借金がどれくらいあるか、クレジットカードのリミットはいくらか、等々いろいろと細かくヒアリングをします。これを元に後日おおよその借入可能額を教えていただけます。
私達のブローカーさんは、私達が初めての住宅購入だったこともあり、色々と本当に親切に教えてもらえました。後日メールと一緒にエクセルのファイルが添付されていて、MAXで借りることのできる額と月々の返済がどれくらいになるかご連絡いただけました。
そのブローカーさんのチームはエクセル表に最大借り入れ額の9割くらいだと・・・8割なら、7割ならと比較をするようにとてもわかり易く表を作ってくれていました。これにより毎月の返済額がどう変化するのか、とてもわかり易く理解できました。これははとても親切で分かりやすくて良かったです。
実際のその表は、借入可能額、頭金を想定した場合(その割合も何パターンか記載が)、またFirst Home Buyerで補助金が出る金額なども分けて分かりやすく作られていました。最後に「購入を決めるときはMAXで借りるのを前提にしないようにね」と教えてもらいました。「8割くらいにしときなさい」と。
その後、何回かメールのやり取りにて借り手を決めて、銀行から正式にPre-Approval (仮承認書)を発行していただき、次のステップ、ハウス・ハンティングへと進んでいきました。あくまでも”仮”なので、正式なものではないですが、最終的にはPre-Approvalどおりでした。これで現実的な予算の範囲が明確になるので、購入する土地・家など決めやすくなります。
そしてブローカーさんはいろいろと業界のコネクションもありますので、家探しについて地域の特色やその地域の学校の評判なども含め、そのあと色々と相談にも乗ってくれて、知り合いの不動産屋さんまで紹介いただきました。
私達は他のブローカーを利用した事はないので比較はできませんが、とにかく安心感と信頼があって十分すぎるくらい対応いただいたと思います。この記事を読んでくださっている方のブローカー選びの参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただいた方。ありがとうございます。
さて、この段階だと「いよいよホーム・ハンティングだ!」なんて気分はウキウキなのは想像できると思います。が、後でなぜ借入額の8割くらいにしておいた方がいいのか、わかる時がきます。この後記載しますが、家の基礎が出来上がり、実際にブリックが積み上げられ、だんだんと家らしくなっていく過程で並行してビルダーと内装や装備についてのコンサルティングが始まります。ここからがゾッとする話にもなったりしますが、そのオプションやらを選んでいるうちに数千ドルやひどいと数万ドルは予定した金額より増えます。いや、間違いなく増えるでしょう。
今思えば借入可能額の7割くらいでも良かったと思います。ここ最近のオーストラリアの物価高騰も考えると8割じゃ顔が真っ青でとんでもないことになるかもです。
3. ディスプレイ・ホーム見学。
家を購入しようと具体的に考え始めてからここまででもかなりの道のりです。特に初めて家を購入するなら尚さらですし、それも日本国じゃなくて、オーストラリアですから。
さてこれは日本でもこちらオーストラリアでも一般的ですが、日本で言うモデル・ハウスがオーストラリアにもあります。こちらでは「ディスプレイ・ホーム」と言います。
私達の場合、はじめは中古物件の購入を考えていたのですが、調べている間に新築物件の方がだいぶ安く購入できるという事がわかり、中古はあきらめ、土地を購入して建てることに決めました。
新築だと今風なお家を建てるのにディスプレイ・ホームがとても参考になります。だいたい新興住宅地エリアではメジャーなビルダーたちが自慢げに看板を立てて一般公開しています。Perth近郊で「Display Home」と検索すると結構な数(地域)でディスプレイ・ホームがありますので、1箇所だけじゃなくて必ず複数箇所に見に行きます。同じビルダーでもまったく違う雰囲気の家になっていたりしますし、そもそも敷地面積で部屋数も違いますで、とても参考になります。
どれもとても洗練されていて、自分達がこんなおうちに住めるんだ~。なんて思っているととてもワクワクしますが、実際自分の家が建った後は「ん?ディスプレイ・ホームとはなんか違うな~」と思うのですが。
(なぜ??・・・理由はディスプレイ・ホームは内装もスタンダード仕様じゃく、だいぶオプションで見栄えがよくなっていたりします。家具からはじまり、部屋の壁紙なんかも装飾されてたりします。カーテンやブラインドもオプション品。キッチンや洗面台などもオプション仕様だったりしますので・・・)
私達が当時実際に行って撮ったディスプレイ・ホームの写真を何枚か載せてみます。いかがですか?日本の住宅との違いは言ったら切りがありませんが、ひと言うなら”大雑把”、でしょうか(笑)。日本と違いスペースを効率よく機能的に使うという感じではありません。「ド~ン!」って感じでスペースを使うんだなと思います。今はむしろこれに慣れてしまってますが。
土地も広くて家も大きいディスプレイ・ホームを見ても予算オーバーになら意味なしです。デザインなんかは参考になりますが。2週連続で見学に行って、そろそろ現実的な予算の中で建てれそうな家を物色します。
どのディスプレイ・ホームへ行っても営業担当の方が簡単なカタログみたいなものを持ってて、土地の広さとそれにあった家の図面が記載されていて、価格も載っています。数十枚も見てるとだいたい自分たちが購入できそうな家の大きさが分かってきます。
そこには土地の価格が記載されていません。家の値段だけです。当然住む場所によって土地の値段が違うからですね。
1つ重要ポイント。それぞれどのディスプレイ・ホームに行っても営業さんがいますが、これから土地を決めて家を建てるにあたり、実際にデザインを決定して建て始めるまでは営業さんとのやり取りが基本となります。いい加減で人の話を聞かず、自分の意見ばかりを強引に押し付けてくるような営業さんは避けるべきです。こういう営業担当者が以外に多いんです。揉めると泥沼化したりしますから、ここはとても慎重に。
私達はビルダーよりも営業担当者との相性を重視しました。ビルダー選びも重要な部分ではあります。ローカルかナショナルか・・・など。その話はまた後ほど。
4. 住む地域の考え方、選び方。
ここは人それぞれ答えが違ってきます。私も過去に「今ってどの地域がおすすめ?」なんて質問される事が何度かありましたが、一言でお答えできないので・・・
高い買い物ですから住み始めて気に入らないから数ヶ月で別の場所に引っ越しともいかないですので、上記のような内容を全部考えてから決めます。人によっては他にもあるかもしれません。そしてそれぞれに優先度がありますので、考え方としてはレーダーチャートのような物をイメージしていただいて、自分たちで妥協できる所、できない所をじっくり考えていきます。
(レーダーチャートとは多角形で中心から外に向かって何段階か評価のあるアレ)
この作業はブローカーさんとのやり取りの後、銀行からPre-Approvalをもらってからディスプレイ・ホームの見学と平行して行う事ができると思います。ディスプレイ・ホームもあらゆる地域にありますので、その見学がてら訪れた地域の環境なども一緒に気にしておくと良いかと思います。
それぞれリストした上記の項目ですが、少しディープ・ダイブしてみます。
地域の治安
私達が地域の治安を確認する手段として、政府の統計データを参考にしました。例えば西オーストラリアであればこちらのリンクからその統計を確認する事ができます。サバーブの比較もできるので候補にある地域の比較もできそうです。注意が必要なのは人口が多い地域は犯罪の絶対数も増えますので、その点は注意が必要です。
自分の足でその地域に行ってみると見えてくるもの、感じるものがあります。家々の前庭がきれいに整えられている地域では賃貸より持ち家の方が多いと思いますし、そういった地域では治安もいい傾向にありますので注視してみるといいと思います。
“Your Investment Property“でどんな人達がその地域に住んでいるのか。そこから傾向を推測してみる。
このサイトはびっくりするくらい情報が多岐に渡ります。郵便番号を入力するとそのサバーブの特徴を確認する事ができます。
住宅の平均価格から過去数年間の価格変動をグラフで見こともですきますが、ここでは治安確認ですので、どういう世帯の人たちが住んでいるのか。その傾向を見てみます。その地域の世帯年収、生まれや宗教まで出てきます。これを自分たちがどこまで参考にするかは人それぞれですが、とても参考になりますので一見の価値ありです。
子供の学校
お子様がいるご家庭ではこれから通うことになる学校の評判も気になるかと思います。成績優秀な学校に越したことはないのですが、私達のまわりでも家庭によって随分考え方が違います。傾向としてアジア系のご家庭では教育熱心な傾向にあると思います。また優秀な学校でなくてもあまりにも荒れた学校はどうかと思いますし。学校の評判等はこちら”myschool.com.au“で確認してみてください。NAPLANをベースにICSEAなど統計を確認することができます。今回は住宅購入がトピックですので、ここは掘り下げませんが、これから住もうとお考えの地域の学校がどの程度なのか一度は見るといいかと思います。私達は地域の治安と学校の性質には関係性があると思って見ていました。両方を調べながら考えるといいのではないでしょうか。
公共の交通機関
誰のための交通機関でしょうか。親が車通勤ならあまり電車・バス等、気にする必要はないですが、まだ車を運転しない子供の通学はどうでしょうか?バスならその路線など事前に確認してみてください。まだ送り迎えが必要なお子様であれば親の通勤経路と学校の位置関係等も検討してみる必要があるかもしれません。
買い物のしやすさ
すぐ家の側でなくてもいいと思いますが、ショッピングセンターが近くにあると生活が便利になるのは間違いなしです。超大型のショッピングモールである必要はないかもしれませんが、WoolworthsやColesなどそこそこ近場にあるととても便利です。
通勤
理想の地域で住宅購入をしても毎日通勤に現実的でない通勤時間を要するなら考え直した方がいいかもしれません。人それぞれ許容範囲があると思いますので、通勤時間を考慮するのは購入地域を選択する上で重要な事項になると思います。
特定の環境へのこだわり
私達のまわりで「どうしても海の近くに住みたい!」と言ってるお友達がいました。逆に私達にとってはそれほど重要なポイントではありませんでしたが。ここにこだわるのであれば逆に選択地域は絞られるのである意味場所はすんなり決められるかもしれません。街へ数分で行ける環境がいいとか、眺めのいい丘の上がいいとか、森の中がいいとか、何かそういった環境にこだわりがありますか?
将来の資産価値の上昇
オーストラリアの不動産は日本と違い歴史を振り返ると持ち家の方が金銭的メリットはあるという考え方です。何処で買ってもある程度は上昇するかもしれません。今はなくてもこれから街が整備されて道路や鉄道が開通するようにな地域であれば、10年後、20年後は発展して人口も増え、土地価格の上昇も可能性は大です。
私達が土地を購入する際、西オーストラリア州であれば政府のサイトで”Department of Planning“を参考にし、自分たちが住もうとしている地域にこれからどんな計画があるのかなど、確認してみました。
実際には自分たちが希望に上げた地域の名前にプラスしてCostructionやFuture PlanningなどでGoogle検索してみると以外にもすぐに計画のドキュメントなんかが見つかります。
余談ですが昨年友達から「あなたの地域、ここ数年の値上がり率がすごいよ!ラッキーだね~!」って言われたんですが、私達もある程度はそういう地域と予想して買っていました。検討していた当時は友達関係で今住んでる地域に誰も興味なんてなかったと思います。
災害マップ
最後にコレ、追加しました。と、言うのも今年のQLDのハリケーン Alfred のニュースを見てて何処に住むかってホントに重要だと感じたからです。私のQLDの友達は大丈夫でしたが、洪水で浸水している住宅も多くて復旧に時間もお金も掛かるし、場合によっては失って取り返せない物もあると思うからです。
パース近郊では洪水やハリケーンはあまり聞いたことがないですが、これから自分が住もうとしている地域がどういう災害に見舞われる可能性があるのか、その辺り、1度は確認しておいた方がいいと思います。
パース近郊に限って言えば夏場のブッシュファイヤーぐらいですが、よほどブッシュが近くなければ他に心配はないかと思っています。
おまけ
自分が住むのであれば、必ず何度かは足を運んでみてください。日中、夜、週末など。私たちも何度も確認しました。賃貸物件が多く若い人が多い環境では週末の夜はかなり賑やかになっている地域もあるかもしれません。
朝夕、犬を連れて散歩しりる人たちがいたり、女性も1人で散歩している人を多数見かけるようであれば治安がいいと考えることもできると思います。
公営住宅(Public Housing or Family Housing)が希望の地域にあるかどうかも確認してみるといいと思います。検索すると政府が低所得者用に住居提供をサポートしている場所もあります。まったくない地域もあります。実は住む地域を検討する上である意味とても重要だったりするかもしれません。現実として低所得者が住む地域と犯罪発生率は無関係と言えないのではないでしょうか。
これもおまけに記載します。聞いた話では駅近くに住む人達は低所得者層が多いとか。どうしても長距離を移動しないといけないけど、車を購入する資金がないという理由のようです。これは確認した訳ではありませんが、傾向としてどうなのでしょうか?
以上、住む場所を決めるのに考える事を書いてみましたが、どうでしょうか?
何を優先して考えるかによって、人それぞれ選ぶ地域は違ってくると思います。どうしても優先したい項目が複数あるとなかなか決められないのではないでしょうか。上げた項目はそれ単独でなく、他の要素とも絡んできます。結論を出すのは本当に難しいかもしれませんが、レーダーチャートなんかを作ってみて、よ~く考えてみるといいと思います。今優先したい事と、例えば10年後に優先していたい事は違うと思います。その辺りもよく考えてみてください。
ちなみにパース近郊はやっぱり海の近くが人気があるみたいですね。私たちの知り合いでも同じ時期に海の近くに住宅を購入した人たちがいます。やっぱりパースの綺麗な海、ビーチの側に住めるのって夢ですよね~。「でも海なんか行かないんだけどね」と言ってる友達もいましたけど。ま、それはそれでOKです。将来値は落ちないし、売りに出せば買い手はすぐに見つかりますからね。
5. 販売区画から土地を選ぶ。
ここまで随分時間が掛かりました。振り返ってみるとここまで随分考え悩んでたと思います。
住む地域・場所がおおよそ決まればその場所で販売されている土地を選ぶ段階になります。これは自分たちがどういう条件で探しているかと明確であれば、ここまでの苦労よりはかなり楽に進められます。私たちは結構即決できた記憶があります。
通りの位置
これはメインの車がよく行き交う通りとか、そうでない通りとか。あるいは袋小路になっている通りとか。そういうことです。私達は車が良く行き交う通りは避けたかったので、1つ2つはそこから離れた通りの中を探していました。単に車の音など夜間や早朝に聞きたくなかったのと排気ガスから離れた場所がよかったというのが理由です。
不思議ですが、土地が多く販売されているのにメインの道路沿の土地が先に売れてたりします。ほんと人それぞれなんだと。
方角
私達はパース近郊に住んでいますが、冬の時期を除いては日差しが強くて夏の午後には家も温められ室内も暑くなってきます。なので私達は午後の日差しがリビング・ダイニングに入ってこないように、おおまかな家の図面をイメージしておいて土地の場所を決めました。まだ何も建てられていない土地で、携帯電話の方位磁石を使ってどの方角から太陽が昇り、沈むのか、そんな確認もしていました。お陰で午後から晩にかけて快適に住めています。
選んだ土地で家を建てたと想像してみてください。玄関はどちらの方角に面してますか?駐車場は?など。
土地の高さ
選んだ土地と周りの土地の高さに差はありますか?もし差があったら高い方を選んだ方がいいと思ってました。理由は逆に自分たちの方が高さが低い場合、場合によっては高い方の家から見下されることになるからです。また圧迫感も感じると思います。お隣どうしでそれほどUP/Donwのある並び方などあまりないと思いますが、土地を選ぶ際はそんなことも気にしてみてください。また近所に川や池などがあれば、そこからの高さはどれくらいでしょうか?これは災害マップに関連して浸水の可能性にも関係があると思います。
7. その後
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
この先まだまだ長~~い道のりが待っています。今回までは「自分たちとの戦い」でした。自分たちで理想の住む場所などを決めてきました。ここからは家をデザインして実際に建築していく工程になります。「ビルダーとの戦い」みたいなもんです(笑)。今だから笑ってられますが(笑えないか・・・) 家が無事に完成して住めるまでは眠れない日々が続きます。
冒頭に金銭的な面については深堀りしないと書きましたが、当初の計画と違う方向にすすんで行くなんてこともありましたし、トラブルもありました。機会があればまたそんな内容も投稿しようかなと思います。
瞑想をはじめて1ヶ月くらい経過しました。今のところ何か自分の中で変化が起こったようには感じませんが、でも瞑想する時間を持てたことに感謝しています。
何も変化を感じていないんですが、とりあえずブログに残してみようと思って、なんで瞑想なんてすることになったのか、自分でも「なんでやっけ?」と思い、ちょっと振り返ってみました。
この本がすべてのはじまり
いつも何かが気になって落ち着かなった。
日常起こる出来事に振り回され、自分の心はあっち行ったり、こっち行ったりと不安定で定まらない なんでそんな風になるんだろ・・・。最近ストレス溜まってるなぁ~、なんて思って出会ったのがこの本でした。
この本を読み始めたタイミングで瞑想のことなんてまったく興味もなかったし、そもそも瞑想なんてことすら別世界の人たちの話と思ってました。
ところがこの本を読み進めると、瞑想やマインドフルネスという言葉がでてきます。自分の心が怒りや不満やストレスでいっぱい。そんな時は自分の心の状態を客観的に見るという練習が必要のようです。悩みやモヤモヤが続いているということは「自分の心が見えていない」からなんですね。
この時、私はまだ本書の内容が腑に落ちていなかったと思います。が、そのあとに読む本たちによってそれらの表現や理解に厚みが増していくのを感じました。
そこにはたくさんの共通点があるという・・・。
Amazonにログインしたら、「反応しない練習」は2年も前に買ってました。とても有益な本でした。私にとってはスラスラと読めるタイプの本ではありませんでしたが、焦らずゆっくり読みました。詳しい内容はまた機会があればブログの方で書いてみようと思います。
ストーリーとマインドフル瞑想に引き込まれた本
次に読んだのが、James Dotyさんの書かれた本。これが2023年8月くらい。マインドルフネスや瞑想に関する本でしたが、彼の実話がストーリになっています。とても読みやすく、引き込まれてしまい、あっと言う間に完読。
彼を救ったのがマインドフルネス瞑想だったのです。
「スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック」著: ジェイムス・ドゥティ
ジャンルとしてはマインドフルネス・瞑想なのですが、いわゆるハウ・ツー本的でなく、とても引き込まれるストーリーです。
家庭環境があまり良くなかった著者、精神的にとても難しい時期を過ごした子ども時代、ひとりの女性から教わった呼吸方により、その後の人生がより良くなるという本です。
この本を読みながら瞑想・マインドフルネスを実践するという感じではないですが、それらの効果がどういう物なのか、どう自分に影響を与えるのかがわかり、とても参考になります。また物語としてもおもしろく、私はこの本を読んだ後くらいからマインドフルネスに興味が湧いてきて、実際にやってみたいと感じはじめました。
(あまりにも良い本だったので、後で英語版も購入してしまいました!)
何処から始めていいのか分からなかったので、10分に惹かれてこの本に。
何事にも取り掛かるのに時間の掛かる私は、それからだいぶ時間が経過していたのですが、いつもマインドルフネスに惹かれている自分があって、ふとした時に気になって仕方がなかったんです。
車を運転中に気になったり、夜ベッドに入って寝る時に気になったりとか。でも何処から始めていいのかわからないまま時間だけが経過し、2024年に入り購入したのがこの本です。
「頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる」著: アンディ・プディコム
こちらはKindleで購入して、あまりにも良かったので、単行本も購入し、今はオーストラリアの自宅の本棚にも置かれています。
実践には超おすすめです。「出会えてよかった~!」と言える一冊です。
マインドフルネスを何処からはじめていいのかわからない方には特におすすめです。著者の体験を踏まえて考え方など、視点を変えて説明してくれている部分が私にはとても参考になりました。
母にこの本のことを話すと「アンタすでにからっぽでしょ」というお約束のような返事が返ってきましたが、いやぁ・・・繊細な部分もあるんですけどねぇ。
ところが実際にやってみると・・・
座って・・・深呼吸して・・・とか、まぁやってみると自分でぎこちなさを感じます。本当にこれでいいのかどうかと。
それではということで、今度はYouTubeに助けてもらい、「KOKOIMA」さんという方のチャンネルで300万回近く再生されているこの動画で瞑想にチャレンジしたという流れです。
やっとここまでたどり着けました はぁぁ・・・
まだ1ヶ月くらいなので、何がどう変化してるのかさっぱり感じられないんですが、とりあえず10分がなんとなく慣れてきたかな。ぐらいです。はじめは10分が長く感じますが慣れですかね。
1日10分くらいでいいので、自分の中の静寂に浸ってみてください。
KOKOIMAさんの動画の後半に「静寂はいつも自分の中にあります。」と言うナレーションがあります。これは「頭をからっぽにするレッスン」の中に、「空はいつも青くここにある」という箇所があるんですが、それと同じだ!なんて思い出しました。
KOKOIMAさんのチャンネルはマインドフルネスに関連した動画が沢山ありますが、私が愛用させていただいている上記の10分動画には無駄がなく、集中しやすいと感じました。15分や20分、それ以上の長い動画もありますが、余計なナレーションがつい気になってしまったりして、この10分の動画が最適かなと。
これらの誘導に慣れたらYouTubeやSpotifyで自分に合ったBGMを聴きながらでもできるとおもいます。
あと、もうひとつ参考になったYouTube動画があります。
“山下歩 / Ayumu Yamashita “さんの動画です。とても参考になり、そして気付かされました。
目を閉じて心を落ち着けようにも、頭の中では色んなことを考えてしまいます。でもそんな現象にストレスを感じる必要はないし、悩まなくてもいいんだなって今は思います。気づいたら、そっとまた呼吸に意識を戻す。その繰り返し。
自分の心の中に、つねに静かで穏やかで澄みわたった場所があるのを、いつでも帰れる場所があるのを想像してみてください。それは、人生にどんなことが起ころうと、落ち着いた安らかな気分でいられるということです。
まだその効果が感じられる段階ではありませんが、10分の瞑想の後は、なんだかスッキリした感覚になります。皆さんもどうですか?
これから継続できるか分かりませんが、またどこかで良い経過を報告してみたいと思います。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
ではでは~
しばらくアップデートしてなかったので、子どもたちまわりのことを書いてみようと思います。書きたい事はこまごまとありますが、今回はこの3つ。
我が家はバイリンガル教育と言っても何か特別な事はしていません。お友達の中には月曜日から金曜日までは普通に地元の学校に通って、週末に半日くらいだけ日本人学校に通わせてるというご家族もいらっしゃいます。我が家は日本人学校へは通わせていません。
現地の学校
我が家はローカルな学校で何か特別な学校ということはなく、いわゆるパブリック・スクールとプライベート・スクールとあるうちのパブリック・スクールの方です。細かく言うとIndependent Public Schoolというカテゴリーに属する学校です。
あまり詳細まで把握していませんが、カテゴリーとしては以下のようです。
普段の会話の中では”公立” ”私立”といいますが、公立に通ってる子どもたちのほとんどは実はIndependent Public School (IPS) なのではないかと思います。というのも西オーストラリア州にある学校の639校がIPSで、全体の8割を占めるようです。(この記事を書いてる時点で)
純公立と何が違うの?ということですが、純公立なら教育カリキュラムから予算や何やらまで全部州の教育委員会みたいなところで決定権があり、IPSの場合、ある程度は各学校に責任範囲が任されているようです。授業のカリキュラムや予算も各学校で違うみたいです。詳しく知りたい方はこちらを参照してみてください。
普通の生活の実感としては公立か私立かというのは話題に上がりますが、純公立かIPSかなんて生活の中で話題にも出ないし、自分の子供がどちらかなんて知らないご両親もいます。その程度と思っていてまったく問題ないと思います。後はISPだと課外授業やちょっとしたイベントで都度支払いが生じるようです。
たとえば体育の授業で水泳がありますが、こちらでは学校にプールがないので外部の民間の施設へバスで水泳を習いに行ったりします。このために若干の費用が掛かります。といっても$20くらい。こうやって小さな出費が年間を通して数回ありますが、1人あたり$100もいかないので気にならない程度です。
我が家はIPSなので純公立と比較してどうとかいうのは実際のところは分かりませんが、今のところの実体験として、校長先生が変わると行事が増えたり減ったりとか、その方針などが結構急に変化したりするのは感じました。授業内容が変化してるかどうかまでは今のところは把握できていません。ただしオーストラリア全土で基本カリキュラムというのはありますから、何年生で何を学習するという部分から逸脱することはないはずです。
以前も書きましたが、我が家は両親ともに日本人で、子供たちが日本語を忘れないように気を使っているので、家で両親が子どもたちに英語で話しかけることはありません。というか下手な英語なので話すと大変なことになります(苦笑)。
言語脳というのは男の子より女の子の方が発達していると聞いていたので我が家は娘の方が日本語も英語も息子より覚えがいいかと思っていましたが、必ずしもそうではなさそうです(笑)。
2年前に書いたブログで息子の本読みについて、学校から毎週借りてくる英語の本を読み聞かせしていましたが、最近は寝る前に日本語の本を読み聞かせしていて、学校で借りてきた英語の本は必ず本人が読書の時間を確保して自分で読んでいます。
ちなみに借りてくる本ですが、これはクラス全員がそうしています。(各自、自宅でちゃんと読んでるかどうかは不明。)
英語に関しては今でも英語が母国語のクラスメイトと同等のレベルで会話が成り立っているかというとちょっと心配な部分もあると感じていますが、数週間前に担任の先生と話す機会があったので、そこの部分を聞いたら「まったく問題なし」との回答。これから高学年になるに連れてボキャブラリーを増やしていく必要はあるでしょうとのこと。おそらくこれからが大きく語学力の分かれ道となるのだと認識しました。これは日本でも同じで中学進学前のお子様たちの国語力といったとこではないでしょうか。
日本でいうと小学校4年生にあたりますが、ひらがなは全部読めるし、日本語は違和感なく話せてるように感じます。もちろん日本に住む4年生と比べると語彙力は劣ると思います。慣用句を理解するのは無理かなぁ。それでも日常会話で困ったことはありません。
一方幼稚園の娘ですが、英語を覚えるのは早い!もちろん読み書きはできないですから全部耳からです。ホント良くおしゃべりします(笑)。息子が幼稚園の時、はじめはクラスでやっていけるだろうかと思いっていました。大人しくて自分から積極的に話をするという感じでなく、皆の会話を聞き入る感じだと思います。それでも集中力があって脳はフル回転。小学校に入る直前くらいで英語がどんどん出てくるようになりました。娘はそれより早く、ペラペラおしゃべり。簡単な表現なんか帰宅してもガンガン喋ってます。こちらが簡単な英語で喋りかけると嬉しそうに英語で返したりします。
先に言語脳について二人の比較で、と書きましたが、娘の方は幼稚園に通いだしていっきに英語よりの傾向です。家で1人でお人形遊びやなんかやってる時はブツブツと言ってるのが全部英語。。。両方操るのは娘の方が上手なんじゃないかと思っていましたが、今の時点ではそうではなさそうです。
私達両親は「あかん・・・家では日本語にさせないと!」なんて逆方向に向けたりしてます。まぁ学校で遅れを取らないように英語を早く上達してほしいという気持ちもある一方、日本語は忘れさせたくないという気持ちもあり、複雑な気持ちなんです。
正直、英語力で劣ってほしくありません。両親が日本人というだけで、生まれも育ちもオーストラリアですから、これから将来は英語力の方がずっと重要になって行くので。日本語に関しては読み書きはともかく会話だけなんとかキープさせたい。そんな感じでやってます。
子供たちのお友達、子供をとおして家族ぐるみでのお付き合い。こうやって記事にしようと思うと、我が家はアジア系のお友達の割合が多いです。たまたまそうなのか?どうなんでしょうか。
アジア系のお友達といっても、中国、韓国、インドネシア、フィリピン、中東といろいろです。そもそもオーストラリアって本当に多民族国家なので、純オーストラリア系の人もいますが、クラスを見渡す限り肌の色など様々です。しかも多国籍結婚な御夫婦も多いので、もう何処が何処なのか、そういう議論もあまり意味がなくなってるようにさえ思います。
それでもどことなくヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアあたりをご両親にもつ子供とはあまり接点がないような気もします。オーストラリアではこの年の子供たちは学校へ送り迎えが義務ですが、朝教室へ送って行った時、午後にお迎えに行った時、クラスの前で子供たちを待ってる時、アジア系の親御さんはアジア系でおしゃべり、欧米系の親御さんはその集まりで、みたいな状況になっていると感じます。やっぱり文化背景を潜在意識の中で感じとり、そしてそれがコミュニケーションのしやすさだと感じるのかもしれないです。
この状況で子供のお友達ともおしゃべりをしたりすると、その場で親御さんも含めての会話となり、それがその後の関係に繋がって行く・・・。そんな流れになっていると感じます。
絶対そうということではありませんから、なんとなくそう感じるということなんですが。
細かいことについてはまた今後書いていこうと思います。久しぶりの近況報告でした。
そうそう、先週末、土曜日の夜に皆で映画でも見ようか!ってなりまして、「英語で見る?日本語でみる?」って聞いたら、長男は「日本語!」と即答でした。(笑) まだそういうことなんだな・・・と両親は感じ取ってます。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!
]]>今回は最近凝ってるコーヒーについて。器具に特化した内容というよりコーヒー豆の話です。
こだわりはないのに、外では「やっぱりあの店のコーヒーだよね~」なんて、こだわってカフェを選んでる人。そんな人がもう少し自宅で美味しいコーヒーが飲めたらいいのに。という方へ心を込めて、私が最近たどった道を整理するためにブログ記事にしてみました。
スーパーで何気なく豆を買ってませんか?
我が家もちょっと前までは週末のショッピングセンターのお買い物ついでに食料品と一緒にコーヒーも同お店の棚から手に取って購入していました。
そうは言ってもそれなりに過去の経験から「ここの豆はいい。こっちは値段が高いだけで酸っぱく美味しくない。」とか持論を展開しながら誰でも何処でも手に入る豆を買っていました。
スーパーの棚にはどの豆にしたらいいのか迷ってしまうくらいバラエティーにとんだコーヒー豆のパッケージが並んでいます。下の2枚の写真は近所のスーパーの棚で、1枚に入り切らずに左右1枚ずつ撮りました。
私の場合、以前は次のような感覚で豆を選んでいました。
と、こんな感じです。でも多くの人がこうやって豆を買ってるのではないでしょうか?
ちょっと前に職場の同僚が1kgのパッケージを購入してから1年近く経ってもまだ開封して飲み始めてないというのを聞いてびっくりしましたが。この記事に興味をもってくれた方は豆を1年も保管して飲んでない、なんて事はないと思いますが。
豆の選び方を変えてみよう。
大手スーパーの棚などに陳列されてるコーヒー豆も他の食品と同じで「賞味期限」が記載されていて(こちらでは”Best before”と書かれてありますが) これで販売としては問題はないのですが、コーヒー豆って焙煎されてから2ヶ月も3ヶ月も経過していくと本来の美味しさが失われてしまい、味が変わってしまいます。鮮度が低下して香りも変化します。豆からガスが抜けて行くのと同時に風味の成分も失われていきます。一般的には焙煎してから2週間から1ヶ月くらいで消費するのが良いと言われています。
じゃどうして焙煎日を記載していないの?
その理由は・・・販売者側からすると焙煎日を記載するより、賞味期限を記載した方が在庫にならずにお客様に手にとってもらいやすい。という理由があるようです。私がいつも買い物をするスーパーマーケットではどうも焙煎してから1年後の同じ日を賞味期限と記載しているようでした。もし今あなたが買おうとしている豆の賞味期限があと6ヶ月もあったとしたら、あまり抵抗なく買う人はいそうです。でも焙煎してから6ヶ月経過した豆を手にとっていたら、「ん・・・他の豆にしようかな」なんて思う人が多いのではないでしょうか。
という具合に販売者側の意図があるようです。
ただしスーパーマーケットもコーヒー豆を焙煎業者から仕入れているので、焙煎業者のプライドでパッケージに焙煎日をちゃんと記載しているブランドも見受けられます。私も気にしはじめてからやっと気付いたのですが、そういう業者の豆だと品質管理やこだわりも感じられて好印象です。(どうやってスーパー側と店頭での販売方法に折り合いを付けたのかは分かりませんが。)
なので、今迄漠然とコーヒー豆を食品や日用品と同じくついでにスーパーの棚から購入していた方は上記のようなことに少し気をつけてみてパッケージを手に取ってみてください。これを意識するだけで大きな1歩だと思います。
スーパーじゃなくて、焙煎屋さんから豆を買う。
しばらくすると、焙煎された日から短くて1ヶ月後くらいの豆しか手に入らないこと気が付きました。この理由は全国チェーンのスーパーマーケットだと、流通に関連してどうしても焙煎されてから実際に店頭に並ぶまでに時間が掛かることが要因です。
(もっとも孤立した都市Perthならではかもしれない・・・)
焙煎後、2週間から1ヶ月くらいが香りや味など美味しく飲めるということですから、店頭に並んでいる時点で1ヶ月が経過しているとなかなか厳しいものがあると思いました。
こまめに250gのパッケージを買うと高くつくし、かといって1kgのパッケージだと飲み終わる頃には何ヶ月経過してる?って話になってしまいます。
そこでどうにかして新鮮な豆を購入できるか考えた結果、スーパーで買うから無理があるのだと気が付きました。そうなんです、焙煎屋さんで豆を買えばもう少し新鮮な状態で購入できます。 実はこれに気が付いてない人が意外と多いんではないでしょうか。言われてみれば当たり前なんですけど。
「わざわざ食品の買い物とは別の所にコーヒー豆を買いに行くの?」なんて思わないでください。焙煎屋さんから直接買うメリットは新鮮で美味しい豆を買うだけの理由ではないんです。
私がやったことは、Googleで「coffee bean roster」とググって、そしたら近所にも何件がお店が出てきました。皆さんも一度試してみてください。そしてその焙煎屋さんのホームページを見て営業時間内に行ってみる!まずここからです。
焙煎屋さんのホームページをみたらスーパーで見かけないパッケージや豆も販売しています。そしてそこには「シングルオリジン」と記載されている豆があります。これは要するにブレンドされていない、一箇所の農園から収穫されたコーヒー豆を使っているということです。「それが何?」って。
一言で言ってしまえば、生産者がこだわりを持って栽培・収穫し、加工している豆ということです。産地銘柄によって不思議なくらい味が違います。私はここ数ヶ月、これを経験して今迄のコーヒーに対する概念が本当に変わりました! 一番変化したのは、フルーティーとか酸味のあるコーヒーが苦手と思っていたのは錯覚で、本当に美味しいフルーティーなコーヒーって、フルーツのような味がありますが、舌に刺さるような酸味がまったくないんです。これには本当に驚きました。
若干話がそれてしまいましたが、焙煎屋で購入できた豆は焙煎当日、又は数日後で入手できました。むしろ美味しく飲むためにそこから1週間くらいは味が落ち着くまで冷暗所でねかせたくらいです。
スーパーでは売っていない豆、焙煎屋さんがおすすめする豆などいくつか購入した結果、購入単価は上がってしまいましたが、新鮮でそれぞれに味の違いが明確で、それを楽しんで飲めるということに感動してしまいました。
スーパーで購入している豆ってブレンドされてて、どれも味にそう大きな変化がある訳ではなく、そういうところが以前は「コーヒーってこんな味だよね~。」という固定観念がありましたが、今はコーヒーの味ってこんなに幅が広いんだって感じながら、毎日コーヒーを楽しみながら飲んでいます。
この記事を書き始めた時は「美味しい飲み方」も書こうと思っていたのですが、豆の買い方だけでもいいたいことが多くなってしまって、今回はここで終了にします。私はオーストラリアに住んでいますが、自宅で今より美味しいコーヒーを飲みたい人はぜひご近所の焙煎屋さんからの購入も考えてみてください。
新しいコーヒー器具を購入する前に豆を変えても今より美味しいコーヒーが飲めること間違いなし!
上の写真は私が最近焙煎屋さんから直接購入したものです。
ではでは~。
自宅で飲むコーヒー、豆は豆のまま買って、飲む直前に挽いて飲む。ということを長い間続けていました。安い電動プロペラ式のグラインダーを使っていて、ある時期から「これで本当に美味しくコーヒー飲めてるのかな?」と思うようになり、ネットでいろいろ調べて今回手動のグラインダーを購入したのでブログ記事にしてみようと思います。
電動プロペラ式グラインダーを使っていてどこか不満だった。
プロペラ式の電動グラインダーですが、これは超お手軽で、豆を入れてスイッチを押せば10秒くらいで細かく豆を挽いてくれます。値段もお手頃で、私が使っていたのは某コーヒー器具メーカーの3000円くらいのグラインダーでした。耐久性はかなり良く、ほぼ毎日コーヒーを飲むのに使って5年は経過していたと思います。しかし残念ながら今回故障を待たずに手動のグラインダーに置き替わってしまいました。
不満だった一番の理由、それは挽き終えた豆の大きさにバラツキが見られること。これが最大の理由で、これでペーパードリップすると、淹れた後にペーパーに残る豆の大きさのバラツキにびっくりしてしまいます。そしてその仕組から挽く豆の大きさを自分で調整できないことでした。
「これが味に影響するんだろうな・・・。」と思いつつ、壊れないこともあって、「ま、いいか・・・。」となってしまい、なかなか次の段階に進めないという具合に時が経過していきました(苦笑)。
安いセラミック刃の手動ミルを購入するもまた別の不満。
コーヒーを豆から挽いて飲むという習慣は10年以上前から。といっても当時はそんなにこだわりがあって “絶対豆から” ということでもありませんでした。でもここ最近YouTubeでコーヒーにこだわりをもって配信している方々が増えてきた印象で、そういう動画を見るにつれて、私も少しこだわって美味しいコーヒーを飲みたいと思うようになりました。
そこで「まずはグラインダーでしょ!」ということで、どこかの動画で入門としてはコストパフォーマンスもいいとおすすめされていた、某有名なメーカーのセラミック刃のグラインダーを買いました。(上半分が黒、下半分は透明なプラスチックで挽いた豆が見える、アマゾンで2000円くらいで買えるアレ)
はじめてのグラインダーでとても楽しみにしていました。「手動グラインダーってこんなに力がいるんだ。」と思って、毎回気合を入れて2人分の豆を力いっぱい挽いてました。コーヒーそのものの味も以前よりは良くなったと感じました。
時々我が家のちびっ子たちが、この手動グラインダーをやらせてほしいというので、手渡してみたものの、結構力が必要でなかなか上手くハンドルを回せなくて、途中で諦めてました(笑)。
しばらくしてから親もだんだんやる気を失ってこのグラインダーを使うのを諦めてしまいました。そしてもう1つの理由は良く見ると「それほど豆が均一に挽けてないんじゃない?」と感じ始めたことでした。ちょうどそのくらいのタイミングでハンドル部分が壊れてしまい、とりあえず電動プロペラ式に逆戻り(涙)。
調べ直して再びミルの購入を決意!「TIMEMORE C3 MAX」に決定!
プロペラ式に戻り、コーヒーを飲みながら時々夫婦でコーヒーYouTuberのチャンネルを見ていました。そこで見つけたのが「Comandante」というとても優秀で高価な手動グラインダー。お値段が5万円近くします。見た目はウッドなボディが魅力的で木のぬくもりも感じられそうな、とてもいい感じなグラインダーです。(メタルっぽいのもあります)
しかし電動のプロペラ式を使ってるレベルで、いきなりこれはどうなの?ということで、次の候補が「TIMEMORE C3 MAX」というグラインダーです。シリーズに何種類かありますが、我が家は夫婦2人で飲むのに1人200ml近く飲みます。それでMAXだと一度に30gの豆が挽けるので、2人分を挽くのにちょうどいい容量でした。(他のは一度の量が20gなようです。)
1ヶ月使用してみた感想。
外観は金属性で少し重みもあって、とても高級感があります。以前のグラインダーとはぜんぜん違います。表面はダイヤモンドグリッドデザインというらしく、グリップ感がありハンドルを回していても滑る感じはありません。ハンドルはとてもスムースに回転します。初めて豆を挽いた時の感想は、「心地良い挽きごごち!」という印象です。以前のグラインダーはかなり力が必要で、がんばってゴリゴリとハンドルを回していましたが、それから比較すると拍子抜けするくらい楽でした。YouTuberの方が説明していた「豆を切る感覚」というのが分かる気がしました。豆を挽いてドリップし、ペーパーフィルターに残った豆を見て、また驚きました。十分くらい均等に豆が挽かれているのがよくわかります。
淹れたコーヒーの味、とても美味しい!いつもと同じ豆なのに別のコーヒーを飲んでるみたいでした。たまたまそうだったのかもしれませんが、味にすっきり感が増したというか雑味のない感じというか、表現は難しいのですが、明らかに違った味でした。正直グラインダーを変更するだけでここまで味が変わるとは思っていませんでした。均一に豆を挽く事により均一な味を楽しむことができた。ということなのかもしれません。
注ぎ方やお湯の温度、豆の鮮度など別の要因もコーヒーの味には大きく影響しますので絶対とは言い切れませんが、いつもの豆でこんなに美味しく飲めるんだと、夫婦して驚きました。
豆を挽いていて気付いたことが1つあります。
挽いた後に下部の受けの容器を緩めて取り出した際、静電気が発生しています。購入前のネットの製品レビュー等でそんな事を見たり聞いたりしていなかったので少々驚きました。1ヶ月使用しても相変わらず挽いた直後には静電気が発生しています。この状態で容器を逆さまにしてトントンとペーパーフィルターに豆を入れると、容器の内側にかなり微粉がこびり付いています。初めはどうしようと思って、都度同封されていた刷毛でそれらの微粉を落としていましたが、最近はそのままフィルターには落とさずにいます。
考えようによっては「微粉をフィルターに入れない方がより均一な大きさの豆でコーヒーを淹れることができるんじゃない!?」もしコレが意図した作りだったら、スゴすぎます!(しばらく置いていれば静電気はなくなります。)
日々のコーヒータイムの変化について。
コーヒーは淹れる準備から飲み終えるまで、すべてが癒やしの時間。
朝のコーヒータイムが楽しみのひとつに変わりました。一旦はハンドグランダーに行きましたが、またプロペラ式に戻っていたので、TIMEMORE C3 MAXでまたコーヒーを淹れる時間が楽しみになりました。平日の朝は時間に追われることが多いと思います。でもこのコーヒーを淹れる時間が、ひと呼吸して自分に向き合う時間になったと思います。ブレーキを掛けて落ち着きを取り戻す機会を与えてくれているような、ちょっとしたリラックスタイム。朝のプチ・マインドフルネスです。
私達夫婦は幸か不幸か2人ともカフェインの対する反応が鈍いようで、就寝前でも問題ないので、ほぼ毎晩食後にコーヒーを飲んでいます。仕事から帰宅して子どもの相手をしたり、ディナーの準備をして片付けをして忙しい時間の後、や~っとひと息できる時間にペーパードリップでコーヒーの香りを味わいながら、ほんの少しの時間ですが、このリラックスタイムもまた一段と楽しみな時間に変わりました。最近コーヒーが美味しくなったことで、2人でコーヒーの話であ~でもない、こ~でもないと話が盛り上がりました。(また別の機会があればそんな話も書いてみようと思います。)
数年前までは外で時々コーヒーを買って飲むこともありまたが、ここ最近は買って飲むという習慣はなくなりました。理由はコーヒー1杯に5ドル近く払って自分の好みの味かどうか分からないし、どちらかと言えば期待以下に終わってしまうことが多かったからです。気軽に「何処のテイクアウェイでもいい」とならなくなってしまいました。今回、TIMEMORE C3 MAXを手に入れてコーヒーを飲むのが楽しみになったので、この味を外に持ち出そうと思って高性能の保温マグの購入を検討中です。
もっと美味しいコーヒーを楽しむために。
今回はTIMEMORE C3 MAXという素敵なグラインダーを手に入れたので、このグラインダーについて書いてみました。同じ豆でもグラインダーを変えるだけで味に変化が起こり、自分の選んでいる豆が自分の飲みたい味なのかどうか、以前より判断しやすくなったと感じました。豆が均等に挽ける事で味にばらつきが出にくくなったからだと思います。今のところしばらく豆は変更せず、もうしばらく様子を見てしっかりと今の味を覚えてみようと思います。そして1つの基準を覚えて別の豆を試してみようと思っています。一貫した味の再現性を保つためには別の道具、コーヒースケールやケトルの選び方も大事かと思いますが、またの機会に書いてみようかなと思います。
コーヒーがなくなりませんように。と考えた事。
今回TIMEMORE C3 MAXを手に入れてから、コーヒータイムが以前と違って変化したのは事実で、手に入れたのをきっかけに一杯のコーヒーをゆっくりと味わいながら夫婦2人でのんびりとした時間を過ごしています。そんな中「そもそもコーヒーって」みたいな話になりました。
ネットではコーヒーを美味しく飲む方法を様々な形で説明されていて、素敵なカフェやコーヒー器具、素敵なバリスタの人たちなんかがメディアで取り上げられたりしています。朝出勤前にカフェで買ったコーヒーを片手にオフィスへ向かう人達のイメージ映像とか・・・。
でもこのコーヒー豆は何処からどうやって私たちの元へやってくるのだろうと。数年前から「フェアトレード」という言葉を聞いたことがありました。「生産者から消費者まで持続可能性のある(sustainable)トレードにしましょう。」みたいね事で、生産者の労働環境、自然環境、賃金体系、そしてサプライチェーンの透明性に関する事です。
コーヒーを美味しくいただいている事に感謝し、これからもこの素敵な時間がなくならないように、少し考えを巡らせてみました。お店で陳列されているコーヒー豆にはビックリするくらい安いものから、そこそこ手の出しにくい値段の物まであります。安い豆はどうやってここまで安く販売できてるんだろう? フェアトレードのマークがある物もあるし、ない物もある。いままでは「安いからこれにしよう。」なんて買い方をしていましたが、少し考えるようになりました。
これ以上書くとグラインダーの話からだいぶ逸れるので、またこちらも別の機会があれば書いてみたいと思います。
今回も読んでいただいてありがとうございました。美味しいコーヒーに興味を持ってもらえましたでしょうか?
(ページ内の写真はいつものGXR A12 50mmで私が撮ったものです。)
それではまたコーヒーに関する投稿を楽しみにしててくださいね!
SIMのプランを見直しました。私が amaysim にした理由が皆さんにも参考になれば嬉しいです。
ここではオーストラリアに居住している方向けに私が実際に使った格安SIMの経験を元に、自分の記録の一部として書いてみました。実際に何処のSIMプランにするかはご自身の住んでいる場所や、生活のスタイルに依存しますので、この選択がすべての人にとってベストという事ではありません。その上で参考になれば幸いです。
(記事の内容は2023年11月のものです。必ず最新の情報をご確認ください。)
Yomojoを再検討した理由
この記事を書いてる時点で私が利用していたこのプラン、今となっては結構高い部類に入るのではないかと思いました。ファミリー・バンドルといって、Yomojoに複数アカウントを持っていると若干は安くなりましたが、私たち夫婦で5%のディスカウントです。それぐらいではあまり安くなったと感じませんでした。
それからこの度機会があって携帯電話も新しくしようと思ってeSIMも検討していたのですが、Yomojoでは現時点でeSIM未対応とのこと(2023年11月)。サポートへ電話して確認しましたが、「対応検討中」とのこと。
3つ目は国際電話を利用したい場合は”International Voice”のサービスを追加で購入する必要があります。30日毎に50分の通話で$5、100分で$10です。
いつもサポートには繋がりやすく、対応もとても好感が持てましたが、これらを理由に他社への乗り換えの検討をしました。
AGLの格安SIMに移行し、1週間後に解約することに!
さて、何処のSIMにしようか検討していた中、我が家は既にAGLからガスを購入していたので、携帯電話をAGLにするとはじめの6ヶ月が$5という超お得なプランを選べる事がわかりました。
6ヶ月目移行は毎月$15で、このプランの中身はDATAは毎月5GB。国際電話は$50分の通話が可能で、その通話料金の単価は国よって変わるのですが、日本だと約60分間くらいの通話時間。
4G回線ですが、それほど問題じゃないのでOK。6ヶ月目が終了する時にまた別の携帯電話会社へ乗り換えようということにしました。
そこで一旦サービスをYomojoからAGLへ乗り換えしたのですが、この切り替え作業でAGL側がトラブルを起こしてしまい。1週間ほど電話がまったく使えなくなってしまいました。私の方は切り替えを完了したとメールで連絡があった後、しばらくして電話が使えない事に気がついたのですが、これが金曜日の夕方で土曜日と日曜日は連絡も取れなく、翌週月曜日になって直接サポートへ電話。ところがこのサポートのスタッフの対応が悪すぎて。。。そこからまた復旧するまでの数日を要しました。これに懲りて正常に使えるようになった事を確認してから amaysim へ変更する事にしました。
後で分かったのですが、AGLの評判は良くないようでした。今までYomojoのサポートの良さ、それからアプリのシンプルでものすごく使いやすいのに十分すぎるくらい満足していたので、AGLのサービス&サポートにうんざりしてしまいました。はじめから長期で利用するつもりはなく、6ヶ月間の限定と思っていましたが、ひどい扱いのため早々に変更することに。
最終的に amaysim にした理由。これがベストな選択!
前置きが長くなりましたが、このamaysimのプラン、12ヶ月プランですので一括して1年分の支払いをします。1ヶ月あたり$18.33、データは年間で200GBですが、私は月に10GBくらいしか利用しないので十分です。しかもプラン期間中に余ったデータは次回更新時に累積していくのでどんどん使えるデータ量が増えていきます。
加えて日本への国際電話は無制限。これは友達や家族と頻繁に電話する方は制限を気にすることなく使えますのでおすすめです。私はLINEやFaceTimeといったアプリを利用するのが苦手なおじいちゃん、おばあちゃんと電話する事がありますので、とてもありがいプランです。
4G回線ですが、こちらは何の不自由もありませんので問題なし。
そしてamaysimはアプリもとても見やすく、使いやすくておすすめです。
(2024年1月の時点で12ヶ月プランの内容が変更されているようです。必ず最新の情報をご確認ください。)
日本に帰国中もamaysim
最後に日本へ一時帰国する際もamaysimであればフレキシブルなプランが選べる事をお伝えしておきたいと思います。私たちはamaysimとの契約当初はこの部分はまったく考えてなかったのですが、その後、一時帰国する際にその期間だけ、プランを選んで利用する事になりました。
日本一時帰国中にオーストラリアで普段利用している電話番号をそのまま利用するメリット。
①日本滞在中にもオーストラリア国内の友達と連絡が取れる。
②日本滞在を知らない人(オーストラリアの)からの連絡も受ける事ができる。
③ログインに2重認証を設定したサイト(金融機関等)からのSMSを受信できる。
④結果として一時帰国前に日本国内のSIMやモバイル端末のプラン等を調べたりする必要がない。(入国してその手続に費やす時間も不要)
③番は日本へ一時帰国した後に気がついたんですが、これってとても重要!皆さん光熱費の請求やその他買い物アプリなんかで、電話番号の2重承認を利用していませんか?
注意する点があるとすれば、
①日本国内の家族や友人から電話を掛けてもらう際には国際電話を掛ける方法で呼び出す必要があるので、不慣れな人は面倒と感じるかもしれません。
②電話を受けるときにもその通話時間が契約時間から差し引かれる。
そして滞在期間中に契約したデータ容量や通話時間量料がなくなった場合は、すぐにアプリから追加購入が可能です。
例えばVOICEを使い切って、SMSとDATAがまだ残っている場合、追加購入すると期間内であれば残った分にプラスされます。残りの日本滞在の期間を考慮して、一番お得なメニューを選びましょう。
今回も最後まで記事を読んでいただいてありがとうございました。
まだまだブログの記事を書くのに慣れなくて、記事を作成している間に若干情報が古くなってしまっている?なんて事もありますので、ご興味のある方は必ず最新の料金やサービス内容をご確認ください。
オーストラリアはここしばらくインフレの影響もあり、いろんな物が値上がりしてますので、携帯電話の契約メニューも例外ではないと思います。時々はレビューが必要かもしれません。
最近、お友達からパースの公共交通機関について聞かれました。普段はもっぱら車生活なので、バスや電車は長い間乗ってなかったのですが、いい機会かなと思ってちょっと調べてみました。
SmartRiderとは
SmarRiderとは日本でいうところのICOCAやSuicaのようなお金をチャージして利用できるカードのことです。見出しの写真にあるカードがそれ。
短期間滞在するなら、電車・バス・フェリーは現金でも乗り降りが可能ですが、このSmartRiderを使えば現金よりも10%は安くなります。と言うより毎回電車やバスを乗る時に小銭を用意するのが面倒で、先日バスに乗った時はこんな案内がありました。
“Please tender correct fare No change will be given.” つまり「料金はぴったりでお願い。お釣りないからね!」と。私も数年振りに公共交通機関を利用したので正直びっくりしましたが。これの意味するところは現金よりSmartRider使ってね。ってことなんだと理解しました。(びっくりして思わずスマホで写真撮りました(苦笑))
SmartRiderの入手方法
SmartRiderカードはいろいろな場所で購入できます。電話やバスに乗るイメージだと駅の窓口での購入と思いがちですが、Kioskなどでも場所によっては購入できます。購入場所のリストはこちらのリンクから確認していただけますが、旅行者であれば、Perthの空港やPerth駅などの購入が便利だと思います。何箇所か下記に詳細を載せました。
いづれも主要な場所なので、観光でお越しの際は必ず通る場所かもしれません。
観光であれば一度は行ってみるといいPerthの中心地にあるWestern Australia Visitor Centreですが、こちらでは販売していません。
Suburb (市町村名) | Outlet (店名) | Address(住所) |
Perth Airport | Smart Carte | Terminal 1 Perth Airport |
Perth | Elizabeth Quay Transperth Kiosk | Elizabeth Quay |
Perth | TLC Express City Rail | Kiosk 1, Concourse Level Perth Train Station Perth WA 6000 |
Perth | Doogues Lucky Lotteries | 159 Murray St. Perth WA 6000 |
カードの購入費用は$10です。この$10はカードの値段ですので、実際に使えるようにするためにはチャージが必要です。初めてチャージする場合の最低チャージ費用は$10からです。
また下記写真のりチャージマシーンだけでなく、旅行者であればバスやフェリーの乗車時にもお札に限りチャージが可能のようです。お釣りはないようですので、ご注意くださいね。
写真は実際チャージできる機器の様子です。液晶画面が緑色の2つの機器ですが、左側はカードのみ利用可能で、右側はカードとお札の利用が可能のようです。
(PerthのMurray Streetから駅の地下構内のチケット販売機の所で撮った写真です。)
SmartRiderの使い方と注意点
写真のような機械があるので、必ず乗る時、降りる時にタップしましょう。これを”Tag-on” “Tag-off”と言うので覚えておきましょう。
ドライバーさんから”Did you tag off ?”なんて言われる事があるかもしれませんから、何の事?なんてならないように(笑)。
Tag-on & offに成功すると緑のランプが点灯して”ピッ!”と音が鳴ります。失敗しないように気を付けましょう。(私は以前Tag-offに失敗したのに気が付かなくて、区間の最大料金を支払う事になりました。)
Transperthのこちらの動画でTag-on & offの様子が良くわかります。
チャージしたカードの残高確認方法が何通りかあります。旅行者で一時的な利用であれば手っ取り早いのはTag-on & offした時に画面に表示される金額を確認しておくのが一番確実だと思います。もしくはりチャージマシーンで残高を確認することも可能です。
もう1つ、この後紹介するTransperthのアプリがとても便利ですので、それほど英語に抵抗がなければぜひインストールして利用してみてください。
無料 Transperthのアカウントを登録すれば、とても便利に利用できます。登録画面に”Autoload” (口座自動引き落とし)や”SmartParker” (自家用車の事前登録でSmarRiderを駅の駐車場で利用できる仕組み)とか言葉がでてきていますが、気にしなくて問題なしです。
他にはTransperthのインフォメーションセンターで問い合わせるなどありますが、上記の方法がいいのではないでしょうか。
その携帯アプリですが、残高を確認するのにも便利ですが、それ以上にバスに乗ったり、決まった行き先に行ったりするのに使うのにとても便利にできています。GPSを利用して自分の近くにいるバスの居場所をほぼリアルタイムで把握する事も可能です。あと何分で到着ですという表示もされますので、ぜひ利用してみてください。
SmartRiderあれこれ
私が過去にSmartRiderを利用してきた際に疑問に思った事がありました。こんな使い方や、こんな時どうする?など、気がついた事を書いてみました。
最後になりますが、パースの公共交通機関では時々ですがチケットの確認をする係の方が見回りに来ます。声を掛けられたら紙のチケットでもSmartRiderでもきっちり提示できるようにしておきましょう。無賃乗車やコンセッション(学割や年齢による割引対象)で間違い等指摘された場合は問答無用で高額な罰金を支払うことになりますので注意してくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
]]>長引くCOVID-19の影響で我が家も気が付けば3年以上日本へ一時帰国していません。子供の成長は早いので3年もすれば随分背も高くなって、日本に住んでいる家族や親戚にも早く会わせてあげたいし、私たち親もそろそろ一時帰国したいモードで気持ちがいっぱいです。
そんな中、一時帰国の計画を夫婦で話し合っていた時に、ある事で深い話になったので、その内容をブログに残しておこうと思いました。
海外で生まれ育った我が子。両親が日本人の子供のアイデンティー
見た目はコテコテの日本人
オーストラリアで生活をしていると「本当にこの国は多民族国家だな〜」とつくづく感じます。子供のクラスメイトだけでもオーストラリアはもちろん、ヨーロッパ系、アフリカ系、アジア系とその地域から複数の国々の移民の子供たちで形成されていたりします。2021の国税調査では人口の約22%は自宅での会話が英語以外の言語となっています。
なので様相が違うのは当たり前で、子供たちもこの国で生まれて育って学校に通い始めても、その違いに違和感を感じる事はありませんし、当然日常の一部です。我が子もお友達とは学校で英語で話をしていますが、話を聞いていると例えば「〇〇くんはイタリア語を話すんだ」と言ったくらいに違いを感じてる程度です。違って当たりまえ。親しい友達以外からは我が子はアジアのどこかの国から。と思われているんだろうと思います。
同い年の日本人の小学生より日本語のレベルは低い。
両親が日本人で、子供は生まれた時から家庭では日本語で会話をしています。「せっかく海外に住んでいるので、子供には積極的に英語を話してもらおう。」と思うかもしれませんが、私たち両親としては「どうやって日本語を学んでもらおうか・・・。」と必死な思いです。
息子は小学校低学年にあたりますが、まず英語のレベルは周りのお友達に比べて低いと思います。ただこれはこれから成長するに連れて本人が自然と学んで行くと思っています。もちろん語彙力や筆記に関してはどの言語かどうかに関わらず、本人の学習によるところが大きいと思います。
日本語に関しては明らかに日本に住む同年代の子どもたちに比べると低いレベル間違いなしです。これはしょうがないです。本人が普段の生活で日本語に触れる機会は基本的に家族かYouTubeくらいです。なので最近は単語の使い方やイントネーションがヘンな事がありますが、時々正しい使い方を“やさしく”教えてあげるようにしています(笑)。
同年代の従兄弟たちから「日本語へんやぞ?」と言われるだろう。
この状態でこれから日本に帰国すると何が起こると想像できるでしょうか。この件について私たち夫婦が一時帰国を前にあれこれ想像してみました。
オーストラリアに住む従兄弟の一時帰国を楽しみにしている家族がいるのですが、少し会話しただけで、日本語が少しヘンだと気が付く事でしょう。息子は事実、日本で生活してないので、何気ない日常会話であっても知らない言葉や言い回しが出てくると思います。ハッキリとわからない単語がある場合よりタチが悪いのは間違った単語やイントネーションなどで話をした時に「日本語なんかヘンやぞ!?」と言われる事があるのではないかと。
本人はがんばって自分の持つ日本語の中から一生懸命話をしようとがんばると思います。それは普段、私たち親に話しかけようとしている時にも時々感じる事ができます。本人の中には「お父さんとお母さんは日本語だから、話をする時は日本語の方が心地よく感じるんだ。」と息子なりに感じているようです。一生懸命日本語で話そうとしている時がありますし、また本人の優しさもそういう気持ちにさせているんだと思います。
親は親戚たちと一緒に、都度正しい日本語を息子に教えてあげるべき?
ここで親戚の同年代の従兄弟たちやその両親がもし息子に対し、悪気がなくても「日本語、なんかヘンじゃない?」と言ってしまった場合、私たち両親はどうリアクションすべきか?というところで議論になりました。
おそらくこれがまったく見も知らずの他人から言われたなら、気にする事ないし、私たち両親も「誰もあなたがオーストラリアで生まれ育ったなんて知らないから気にする事なんてないよ。」と一言で済ませる事ができると思います。(おそらく)
その上で訂正して教えてあげられる事でしょう。
ところがもし指摘が身内や同年代の従兄弟たちだと、どうでしょうか。悪気はなくても笑いながら「ヘンやぞ!」なんて場面で、私たち両親が一緒になって薄笑いでもしながら、都度訂正できるのか?と、少し疑問に思いました。
息子の気持ちになれば、慣れない異国で、日本語の語彙力が少ない中からがんばって話そうとしていると思います。本人だっておそらく自分は完璧じゃないと何処かで感じてるはず。そこに両親が親戚なんかと一緒になって、毎回訂正してたら、ストレスになって話すのが嫌になるのではと思います。「オーストラリアに帰りたい!」なんて言い出すかも。
なので私たち両親だけは冷静になり、息子の顔色を見ながら「大丈夫だよ」と励ましてあげようと思いました。その上で訂正できそうなその場の空気であれば、笑ったりせずに丁寧に教えてあげよう。そうしようという話になりました。
バイリンガル教育と子供のアイデンティティを考えみる。
このやって話をしていく中で、我が子のアイデンティティって何処にあるのだろうね。なんて話をしました。
アイデンティティというのは何処に属しているという意識的な話だと思うのですが、我が子はこれからますます英語が上達していき、英語が母国語となると思います。
多民族国家なオーストラリアで生活をしていても他者から見れば見た目は何処かのアジア人系オーストラリアに“分類”されるのだと思います。日本に一時帰国した時は見た目は日本人ですから黙っていれば日本人という属性なんだと思いますが、少し話をすればおそらく周りの人は「何か違う?」と感じると思います。いったい何処に属するのだろうという話に・・・。
こんな話をしていて、以前読んだブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」という本を思い出しました。その中に“母ちゃんの国にて”という話があるのですが、イギリスで生活している男の子がお母さんの母国、日本へ帰省する話です。
我が家は両親共に日本人なので少し状況が違いますが、日本へ帰国した時に飲み屋で見知らぬおじさんから、どうして日本語を話さない?とか、なんで両親はちゃんと日本語を教えなかったのか?なんて絡まれるという。
本の中の話と思いきや、コレはこれから私たちに起こりそうなものすごくリアルな話に思えてきました。
一時帰国は少し先ですが、今は子供も親も「帰国したら何処に行こうか!? なに食べる!?」なんて話で盛り上がっています。両親は日本が楽しい所でいい思い出がたくさん作れるような帰国にしてあげたいと思っています。
無理して日本語を学ぶように押し付けようとは思っていませんが、日本でいい思い出作りができれば、自ら日本語や日本に関連する事にも関心を持ち続けてもらえるかなと思ったのでした。