しばらくアップデートしてなかったので、子どもたちまわりのことを書いてみようと思います。書きたい事はこまごまとありますが、今回はこの3つ。
- 学校の区分についてちょっと
- 子どもたちの英語と日本語
- 最近のお友達関係
我が家はバイリンガル教育と言っても何か特別な事はしていません。お友達の中には月曜日から金曜日までは普通に地元の学校に通って、週末に半日くらいだけ日本人学校に通わせてるというご家族もいらっしゃいます。我が家は日本人学校へは通わせていません。
現地の学校
我が家はローカルな学校で何か特別な学校ということはなく、いわゆるパブリック・スクールとプライベート・スクールとあるうちのパブリック・スクールの方です。細かく言うとIndependent Public Schoolというカテゴリーに属する学校です。
あまり詳細まで把握していませんが、カテゴリーとしては以下のようです。
- Public School
- Independent Public School
- Private School
普段の会話の中では”公立” ”私立”といいますが、公立に通ってる子どもたちのほとんどは実はIndependent Public School (IPS) なのではないかと思います。というのも西オーストラリア州にある学校の639校がIPSで、全体の8割を占めるようです。(この記事を書いてる時点で)
純公立と何が違うの?ということですが、純公立なら教育カリキュラムから予算や何やらまで全部州の教育委員会みたいなところで決定権があり、IPSの場合、ある程度は各学校に責任範囲が任されているようです。授業のカリキュラムや予算も各学校で違うみたいです。詳しく知りたい方はこちらを参照してみてください。
普通の生活の実感としては公立か私立かというのは話題に上がりますが、純公立かIPSかなんて生活の中で話題にも出ないし、自分の子供がどちらかなんて知らないご両親もいます。その程度と思っていてまったく問題ないと思います。後はISPだと課外授業やちょっとしたイベントで都度支払いが生じるようです。
たとえば体育の授業で水泳がありますが、こちらでは学校にプールがないので外部の民間の施設へバスで水泳を習いに行ったりします。このために若干の費用が掛かります。といっても$20くらい。こうやって小さな出費が年間を通して数回ありますが、1人あたり$100もいかないので気にならない程度です。
我が家はIPSなので純公立と比較してどうとかいうのは実際のところは分かりませんが、今のところの実体験として、校長先生が変わると行事が増えたり減ったりとか、その方針などが結構急に変化したりするのは感じました。授業内容が変化してるかどうかまでは今のところは把握できていません。ただしオーストラリア全土で基本カリキュラムというのはありますから、何年生で何を学習するという部分から逸脱することはないはずです。
以前も書きましたが、我が家は両親ともに日本人で、子供たちが日本語を忘れないように気を使っているので、家で両親が子どもたちに英語で話しかけることはありません。というか下手な英語なので話すと大変なことになります(苦笑)。
言語脳というのは男の子より女の子の方が発達していると聞いていたので我が家は娘の方が日本語も英語も息子より覚えがいいかと思っていましたが、必ずしもそうではなさそうです(笑)。
2年前に書いたブログで息子の本読みについて、学校から毎週借りてくる英語の本を読み聞かせしていましたが、最近は寝る前に日本語の本を読み聞かせしていて、学校で借りてきた英語の本は必ず本人が読書の時間を確保して自分で読んでいます。
ちなみに借りてくる本ですが、これはクラス全員がそうしています。(各自、自宅でちゃんと読んでるかどうかは不明。)
英語に関しては今でも英語が母国語のクラスメイトと同等のレベルで会話が成り立っているかというとちょっと心配な部分もあると感じていますが、数週間前に担任の先生と話す機会があったので、そこの部分を聞いたら「まったく問題なし」との回答。これから高学年になるに連れてボキャブラリーを増やしていく必要はあるでしょうとのこと。おそらくこれからが大きく語学力の分かれ道となるのだと認識しました。これは日本でも同じで中学進学前のお子様たちの国語力といったとこではないでしょうか。
日本でいうと小学校4年生にあたりますが、ひらがなは全部読めるし、日本語は違和感なく話せてるように感じます。もちろん日本に住む4年生と比べると語彙力は劣ると思います。慣用句を理解するのは無理かなぁ。それでも日常会話で困ったことはありません。
一方幼稚園の娘ですが、英語を覚えるのは早い!もちろん読み書きはできないですから全部耳からです。ホント良くおしゃべりします(笑)。息子が幼稚園の時、はじめはクラスでやっていけるだろうかと思いっていました。大人しくて自分から積極的に話をするという感じでなく、皆の会話を聞き入る感じだと思います。それでも集中力があって脳はフル回転。小学校に入る直前くらいで英語がどんどん出てくるようになりました。娘はそれより早く、ペラペラおしゃべり。簡単な表現なんか帰宅してもガンガン喋ってます。こちらが簡単な英語で喋りかけると嬉しそうに英語で返したりします。
先に言語脳について二人の比較で、と書きましたが、娘の方は幼稚園に通いだしていっきに英語よりの傾向です。家で1人でお人形遊びやなんかやってる時はブツブツと言ってるのが全部英語。。。両方操るのは娘の方が上手なんじゃないかと思っていましたが、今の時点ではそうではなさそうです。
私達両親は「あかん・・・家では日本語にさせないと!」なんて逆方向に向けたりしてます。まぁ学校で遅れを取らないように英語を早く上達してほしいという気持ちもある一方、日本語は忘れさせたくないという気持ちもあり、複雑な気持ちなんです。
正直、英語力で劣ってほしくありません。両親が日本人というだけで、生まれも育ちもオーストラリアですから、これから将来は英語力の方がずっと重要になって行くので。日本語に関しては読み書きはともかく会話だけなんとかキープさせたい。そんな感じでやってます。
子供たちのお友達、子供をとおして家族ぐるみでのお付き合い。こうやって記事にしようと思うと、我が家はアジア系のお友達の割合が多いです。たまたまそうなのか?どうなんでしょうか。
アジア系のお友達といっても、中国、韓国、インドネシア、フィリピン、中東といろいろです。そもそもオーストラリアって本当に多民族国家なので、純オーストラリア系の人もいますが、クラスを見渡す限り肌の色など様々です。しかも多国籍結婚な御夫婦も多いので、もう何処が何処なのか、そういう議論もあまり意味がなくなってるようにさえ思います。
それでもどことなくヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアあたりをご両親にもつ子供とはあまり接点がないような気もします。オーストラリアではこの年の子供たちは学校へ送り迎えが義務ですが、朝教室へ送って行った時、午後にお迎えに行った時、クラスの前で子供たちを待ってる時、アジア系の親御さんはアジア系でおしゃべり、欧米系の親御さんはその集まりで、みたいな状況になっていると感じます。やっぱり文化背景を潜在意識の中で感じとり、そしてそれがコミュニケーションのしやすさだと感じるのかもしれないです。
この状況で子供のお友達ともおしゃべりをしたりすると、その場で親御さんも含めての会話となり、それがその後の関係に繋がって行く・・・。そんな流れになっていると感じます。
絶対そうということではありませんから、なんとなくそう感じるということなんですが。
細かいことについてはまた今後書いていこうと思います。久しぶりの近況報告でした。
そうそう、先週末、土曜日の夜に皆で映画でも見ようか!ってなりまして、「英語で見る?日本語でみる?」って聞いたら、長男は「日本語!」と即答でした。(笑) まだそういうことなんだな・・・と両親は感じ取ってます。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!